業務用エアコン交換の基礎知識
業務用エアコンの交換の際に知っておくと安心な基礎知識を解説します。まずは、業務用エアコンの種類です。用途や形状別にいくつかの種類があります。ひとつ目が「天井埋め込みカセット形1方向」です。
吹き出し口が1方向で天井に埋め込むタイプになっています。コンパクトサイズなので小さい事務所の設置に向いているのがこのタイプの特徴です。ふたつ目は、「天井埋め込みカセット形2方向」です。吹き出し口が2方向で天井に埋め込むタイプです。
このタイプは、両サイドに風を送ることができるので細長い空間に適しています。みっつ目は、「天井埋め込みカセット形4方向」です。吹き出し口が4方向の天井埋め込み形になります。4方向から送風するので、温度ムラができにくいのが特徴です。
他にも、空調の存在を感じさせない「天井埋込ダクト形」やレイアウトフリーの「ビルトイン形」などもあります。また、ルームエアコンのような「壁掛け形」のエアコンは、業務用エアコンの交換にしては設置がお手軽です。このように種類がたくさんあるので、まずは交換の際の予算と店舗やオフィスの内装に合わせて選ぶようにしてください。そして、種類が決まったら、設置する環境に合った能力(馬力)を決めていきましょう。
設置場所の広さ・用途ごとに必要な能力やパワーが違いますので、環境に適したものを選ばれるのがおすすめです。ほかにも、検討するべきなのが「空調負荷(熱負荷)」です。熱負荷とは空調する部屋に出入りする熱量、その部屋内で発生する熱量のことです。これは設置する店舗やオフィスの温度や湿度を快適にキープするための大事なポイントなので押さえておいてください。
以上が交換の際に知っておくと良い基礎知識となっています。